投資と詐欺
2016/03/17
投資と詐欺はつきものであり、気をつけていないと騙されてしまってお金を増やすどころか失ってしまう恐れもあるので注意をしましょう。
それではなぜこのような話に簡単に騙されてしまうのかというと、投資の世界というのは怪しい話ほどリターンが大きいというところに理由があります。
通常怪しい話というのは、誰も手を出さないものですがそれだけに思惑で動く相場というのは、話題に上がるだけで値動きが激しくなり大きな利益を出すことができるケースがあります。
値動きの理由というのは必ずしも合理的なものではなく、上がってるから上がる、下がっているから下がるといった単純なケースも少なくありません。
そのようなことが少なくありませんから、多少リスクが有るように思える話であっても大きなリターンがあるのではないかと思ってしまって、大きな損失を出してしまうことは少なくありません。
次に一見すると合理的に思えて、それが正しい話のように思えるようなケースが少なく無いというのもあります。
投資詐欺として多いものとしては、未公開株を購入しないかというものがありますが、株取引をしたことがある人であればわかるように未公開株が上場する時というのは、非常に大きな話題となるものです。
そして、公募価格と呼ばれる価格の何倍もの初値がつくことも珍しくありませんが、それを特殊なルートで上場前に購入をすることができると聞けば人間は欲がありますから怪しいと思いながらもついつい騙されてしまうということはそれほどおかしな話はありません。
未公開株を購入することができるというポイントについては怪しさが満点であったとしても、その株が上場すればリターンが非常に大きいということ自体は事実であるため片方の事実に惑わされて片方の嘘を見抜くことができなくなってしまうということがあるのです。
投資詐欺というのは一から十まですべてが嘘ではなく、多くの真実の中に少しずつ嘘が練りこまれているので真実の部分を信用しすぎてしまい嘘の部分で引っかかってしまうというケースが多いのです。
あえてリスクを承知でそのような話に乗るということもないわけではありませんが、一般の人からすればこのような上手い話があるということは極めて稀なものですから、下手に手を出せばただ大きな損をしてしまうだけとなっているので、誰が聞いてもおいしい話に対しては決して手を出さないというのが投資詐欺に合わないために重要なことになります。