株式投資のメリットって？
2018/07/19
先日、日本銀行が当座預金に対してマイナス金利の導入を決定したことを受け、各銀行は長期金利を見直しました。
その結果、通常の預金金利は最大半分となり、一般の人達か銀行にお金を預けるメリットはますますなくなりつつあります。
そのため、ある一定のリスクを伴うものの、運用という形で株式投資や外国為替証拠金取引（FX）を始めたいと考えている人も多いはずです。
ここ数年の政府の相次ぐ経済政策を受け、日本の株式市場は以前以上に盛り上がりを見せています。
今年に入ってからは多少の下落傾向は続いていましたが、現在は復調の兆しを見せています。
株式投資は、投資した全額を失う可能性は確かにありますが、しっかりとしたリスク管理を行えば、非常に魅力的な恩恵を受けることができます。
株式投資のメリットとしては、まず購入した株式の価格自体が上昇することによって資本利得（キャピタル・ゲイン）を得ることが出来ると言う点です。
最近は企業の収益も上昇傾向にあり、以前よりもリスクは少なくなっていることから、ある一定のキャピタル・ゲインを得ることが可能です。
しかし、売買のタイミングは非常に難しいことから、あらかじめ売買の条件を設定してから取引を始めることが無難です。なお、その年に株を売って損失を被った場合、確定申告をすれば数年間は損失を繰り越すことができます。
また、自分が保有する株を一定期間保持することによって得られる配当金（インカム・ゲイン）も、投資によるメリットの一つです。保有株数が多ければ多いほど、その金額も多くなることが一般的です。
しかし、インカム・ゲインは企業によって配当率が異なっています。
さらに、利益が増えても無配当の企業もありますので、株を購入する前にその企業の有価証券報告書やホームページ等で、直近の配当はどのように扱うのかをしっかりと調査することが大切です。
さらに、最近話題となっているのが、購入した企業の株数に応じて、その企業の商品・サービス等を無料でもらうことが出来る株主優待です。
中には、この株主優待で生活している人もおり、その内容は多岐にわたっており、レストランの無料券から野菜や食品など、生活に密着した商品から贅沢品まで、実に様々です。
ただし、保有株によって一定の利益を得ていることが第一の重要事項ですので、もし大幅な含み損を抱えている株からの株主優待であれば、優待を受けることが出来る期間をしっかりと調査した後、株は売り払うことが賢明と言えます。
